アレルギー対応の非常食で未来の自分に向けて今からできる備えを

「防災」について考えることの多い昨今。私の記憶にある震災というと一番に思い浮かぶのは東日本大震災ですが、みなさんはいかがでしょうか。当時の私はまだ学生だったため、いつ来るかわからない余震や計画停電に備えた生活をしていたことを思い出します。
またあの日から意識が変わったことで、もしもに備えて「防災グッズ」を家庭に置いている人も多いのではないでしょうか。最近では必要なものがリュックなどにまとまってセット販売されていたり、必要なものが何か迷うことなく買うことができるリストがあったりと経験をしていなくても必要なものが分かるのはありがたいですよね。

非常食について考えるきっかけに

そんな”備え”のグッズの中でも、命を繋ぐために大切なのが非常食。年々種類も増えてきていて、こんなものまであるのか!と驚かされる商品もあります。
そんな非常食ですが、”もしも”のことが起きた時のことをイメージして選んでいますか。私は以前に公立学校に勤めていたため、アレルギーを持つ子どもへの対応の相談を受ける機会が多くありました。その中でも印象的だったのが、校外学習へ行く際に”もしも”に備えて配る食品を選ぶ時のことです。アレルギーなどの対応が必要な食材は人により異なるため、何にするかを選ぶのに迷う先生方から相談を受けたのでした。

視点を今ではなく未来に

その時は、「もしもその日に何かあった時のため」の備えでしたが、防災グッズに備える非常食は「いつ起きるかわからないこと」に対する備えです。
そう考えると5年や10年保存できる非常食でも、食べなければいけないタイミングに自分がどんな人と一緒にいても問題のないものを選ぶことが大切だと思いませんか。もしかすると子どもにアレルギーがあったり、パートナーがハラルだったりと自分は食べるものがあっても、周りにいる大切な人の食べるものがない!なんてことがあるかもしれません。もしくは自分の体質が変わって、食べられないものがあるかもしれませんよね。長い目で見て行う備えだからこそ、今の暮らしではなく未来の暮らしを考えて選ぶことが大切です。

7年保存アレルギー 対応3日分保存食セット

米粉クッキーと、調理不要でそのまま食べられるご飯類、そして硬度0の保存水の組み合わせによる「7年保存アレルギー対応3日分の保存食セット」です。食物アレルギー特定原材料等28品目と貝類不使用及びハラール認証対応です。

いつ起きるか分からないからこそ、早めの備えが必要な防災グッズ。ぜひこのタイミングで中身の期限を見直したり、必要なものは買い替えをしておきましょう。

プロフィール

山本 佑里子(Yuriko Yamamoto)管理栄養士
大学を卒業後、管理栄養士として福祉施設での調理や給食業務を行う。そのなかで、国内でも年齢や国籍を問わず食事に制限がある人が多いことを痛感。また、スポーツ選手がヴィーガンの食事を取り入れていることを知り、多様な食事のあり方について学びを深めたいと実感。
多様な食事スタイルの人々が、同じ空間で食事を楽しめる場所が増えるよう情報をお伝えできれば幸いです。

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