小豆の力を無駄なく摂取しよう!簡単な調理法とは?

あけましておめでとうございます!
現役病院管理栄養士の小倉です!今年も感じたことや発見したことをコラムにしていきたいと思います。よろしくお願い致します!

ズボラあんこ作ってみた。

さて、みなさんはお正月にお餅を食べましたか?
先日筆者は実家からお餅をもらってきました。最近は寒いし、温かいお汁粉が食べたくなり、せっかくなので小豆からあんこを作ってみようと思い立ち、さっそくネットで作り方を調べました。(恥ずかしながらあんこを作ったことがないのです・・・)
すると、思った以上に手間がかかる。小豆を洗って沸騰させて、そのゆで汁を全部捨ててまた一から茹でなおして沸騰させて、やっと砂糖を入れてまた煮たたせて・・・うーん、もちろんこのやり方をしたほうが、舌触りもよく柔らかなあんこができあがるでしょう。ただ、ちょっと大変。ということで、面倒くさがりな筆者は洗った小豆を炊飯器に任せることにしました。小豆は1合くらいだったので白米1合ぶんくらいの水分を入れて炊飯。終わったら砂糖を入れて水も足してまた炊飯。すると、少し固めですが一応小豆の甘く煮たのができました。食べてみると皮の部分が硬く、舌触りがあまり良くないので、小鍋に移し替えて潰しながら煮立たせ水分を飛ばしました。すると見たことのあるあんこが完成しました。出来上がったあんこは3当分にし、2つは冷凍保存し、残りはその鍋でまた水を入れてのばしてお汁粉にして食べました。

思った以上に効率的だった。

さて今回、調理法を炊飯器に全て任せ、煮汁を一度も捨てずにあんこにして食べましたが、後から調べてみると、このやり方のほうが小豆の栄養素を無駄なく摂れていることがわかりました。この煮汁、所謂小豆水というもので、渋みやアクが多い部分でもあり、最初に捨ててしまうものなのですが、この煮汁には、ポリフェノールやサポニン、ビタミンB1・B2など、水に溶けやすい栄養分が沢山溶け出ています。ということで、このズボラ調理、意外にも色々と効率が良く小豆のパワーを得ることができます。簡単なので皆さま是非試してみて下さい。

とはいえ、甘いものも好きではないし、小豆を炊飯器で煮るのすら面倒、という方。こちらはいかがでしょうか?

ササニシキ小豆玄米ご飯
無農薬ササニシキ玄米と無農薬小豆と天然塩のみで作ったレトルト包装米飯。玄米を炊くのに時間がない時にはレンジでチンするだけだけで食べられますので便利です。

こちらは圧力鍋で炊いた小豆入りの玄米を手で詰めたレトルトパックのご飯です。玄米をゆっくり炊く時間がない時でも、少人数でけ欲しい時でも、湯銭やレンチンで召し上がれます。備蓄分に常備しても便利ですね。

まだまだ寒いですが、小豆のパワーで寒い冬を元気に乗り切りましょう!!

プロフィール

小倉 静香(Shizuka Ogura)管理栄養士 ヘルスケア栄養ライター
現役病院管理栄養士。趣味は食べ歩きで、美味しい物のためならどこへでも。基本的なボディメイクは食事制限のみなので、外食以外の食事ではできるだけ質素な食事を心がけている。常日頃栄養学に接しているからか、食べるものに関しては少なからず拘りがある。一日に摂取できるエネルギーは決まっているので、余分なエネルギーはとらない、余計なものは口にしない。ワイン好きのフレンチ好き。それもあってか高タンパク低脂質、ビタミンミネラルも豊富なジビエ好き。多くの食材を少しずつ頂く。すべてはバランスが大切。

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