みなさんはテンペという食べ物を聞いたことがあるでしょうか?
テンペとは、インドネシア発祥の、大豆などをテンペ菌で発酵させた発酵食品です。「インドネシアの納豆」とよばれるものですが、納豆ほど臭みや苦味がなく、糸を引くこともなく食べやすいです。インドネシアでは広く料理食材として使われています。
このテンペ、実は栄養価が非常に高いのです。
たんぱく質はツナ缶やお肉と同等ですし、ビタミンB群や葉酸、GABA、食物繊維は、ゆで大豆からテンペ菌で発酵させることで、大幅に増加します。
驚くことに、食物繊維が納豆の1.5倍なのです。発酵食品として善玉菌の餌となり腸内環境を整え、食物繊維が余分な血糖や脂質をからめとって便として排出してくれて、腸内環境は良いことずくめです。
臭みもなく、食べやすく、栄養価も高い。これは是非日々の食生活に取り入れたいものです。
とはいえ、どこで買うか、どのような調理をすれば良いか、わからない方も多いのではないでしょうか。
今回オススメするのはこちらのTEMPEH STADIO TOKYOさんの商品。
実はテンペはメーカーによって若干味が変わります。その中でもTEMPEH STADIO TOKYOさんの商品はクセがないぶん食べやすく、初心者の方にオススメです。
調理法としては、例えば、鶏五目煮の、鶏肉の変わりにテンペを使ってみるのはいかがでしょうか?
一口大にカットしたテンペを、ごま油で焼き目をつけて、干しシイタケや里芋や蒟蒻等の具材と共に煮込みます。前日の下ごしらえとして、干しシイタケを水で戻すのと同じタイミングで、購入したテンペを冷凍庫から冷蔵庫に移し替え解凍させましょう。
また、トースター等で軽く焼き目をつけた後、みたらしあんをかけ、トッピングで砕いたアーモンドと白胡麻をのせると、ヘルシーな和スイーツにもなります。
その他にも、クセがないぶん色々な調理法が試せそうです。
是非自分だけのオリジナルテンペ料理を作り、腸内環境を整え、美しく健康に生きましょう!
プロフィール
- 現役病院管理栄養士。趣味は食べ歩きで、美味しい物のためならどこへでも。基本的なボディメイクは食事制限のみなので、外食以外の食事ではできるだけ質素な食事を心がけている。常日頃栄養学に接しているからか、食べるものに関しては少なからず拘りがある。一日に摂取できるエネルギーは決まっているので、余分なエネルギーはとらない、余計なものは口にしない。ワイン好きのフレンチ好き。それもあってか高タンパク低脂質、ビタミンミネラルも豊富なジビエ好き。多くの食材を少しずつ頂く。すべてはバランスが大切。
最新の投稿
- ここから始まる食の安全2022年1月28日小豆の力を無駄なく摂取しよう!簡単な調理法とは?
- ここから始まる食の安全2022年1月8日現役管理栄養士が若年女性のやせについて考えてみた
- ここから始まる食の安全2021年12月28日現役病院管理栄養士が、伝統的な食文化と、現代日本の塩分摂取量について考えてみた
- ここから始まる食の安全2021年12月11日大豆発酵食品テンペとは!?オススメのメーカーと調理法