インドタウンエリアに新しいインド料理店が誕生
お店の外観
インドタウンで知られている葛西エリアにはインド料理が楽しめる名店がたくさんあります。そんなエリアから少し離れた葛西駅と船堀駅の中間あたりに新たなインド料理店がオープンしました。店名は「インディヤム」。お店の魅力は、北インド、中央インド、西インドの3つの地方のインド料理が楽しめること。そしてベジタリアン料理も豊富にそろっています。インドのベジタリアンは乳製品は口にする「ラクトベジタリアン」が多いため、インド料理においてベジタリアン料理というと基本的にはヴィーガン対応ではなく乳製品が含まれることが多いです。しかし、同店ではヴィーガン料理もたくさんあります!そこで、インディヤムで食べられるインドのヴィーガン料理をご紹介します。
店内はこじんまりとしており、清潔感がありゆったりくつろげるアットホームな雰囲気です。優しいスタッフが対応してくれます。おひとりさまで気軽に来店しても良し、複数人の仲間内で貸し切り状態で利用しても良しな、ちょうどいい店内。
定番のカレーからマニアックなインド料理まで厳選されたメニューがすごい
ナンカレーメニュー
前菜やおつまみ感覚で食べられるインドでは定番のチャートと呼ばれる軽食メニューをはじめ、メインには北インドを代表する人気のナンカレー、そしておやつや朝食で親しまれている西インドの珍しいスナック料理まで。厳選されたメニューの中にはインド各地方の代表料理からマニアック料理まであります。
ヴィーガン料理をピックアップ
西インドの地方料理は特にベジタリアン料理が多いのだそうです。その中に乳製品も使用しないヴィーガン料理がいくつかあります。インドではベジタリアンの人にもそうでない人にも、日常的にベジタリアン料理が食べられています。
インディヤムのヴィーガン料理をピックアップしてご紹介していきます。
▶ミザール
ミザール
西インド料理です。西インドでは朝食やおやつとして日常的に食べられるミザールやパンと野菜カレーの料理であるパオバジ。このメニューに添えられているパンは乳製品を使用しているためヴィーガンパンではありませんが、事前にお伝えすればライスなどに変更が可能です。辛さが調節できる刺激的なスープはいい塩梅。ダル(豆)とじゃがいもがたっぷり詰まった食べ応えのあるカレーは栄養満点です。サクサクのスナックたちがいいアクセントになっています。
▶サンバルワディ
サンバルワディ
こちらはとても珍しい料理です。日本で食べられるお店はほとんどありません。春巻きのようにパリパリした皮の中にはスパイシーなマサラがたっぷり詰められています。食べだしたら止まらないほどやみつきになり、食べ終わったころには大満足できる大変レアな1品です。
▶パニプリ
パニプリ
北インドを代表するチャートと呼ばれるスナックです。前菜やおつまみにぴったりの料理。カリっとした丸い揚げ物の中には豆と野菜。付け合わせの冷たい汁をかけていただきます。さっぱりと軽く食べられるパニプリは日本人の間でも大人気です。
他にも同店オリジナルの料理にはベジタリアン、ヴィーガン料理がありますよ。
インドのベジタリアン料理が多い地方料理を伝えていく
店内
ベジタリアン料理のメニューが多いインディヤムですが、実は特にベジタリアン料理に注力しているいというわけではなく「インドの地方料理を伝えていきたい」という想いでお店をされています。インドで日常的に食べられている料理を日本に伝えていくと、自然とベジタリアン料理が増えるのだとお話ししていただきました。インドの食文化ではベジタリアンでない方でも日常的にベジタリアン料理を食べる機会があることを感じられます。実際、オーナーやスタッフも含めてお店に関わる皆さんがベジタリアン料理には馴染みがあり好きだそうです。そんなインディヤムでインドの食文化にくれながら、ベジタリアン料理、ヴィーガン料理を味わってみてください!
文:増村かほ