住宅街の中で「かくれんぼ」しているおやつ屋 Cache Cache
埼玉県久喜市の住宅街の中の小道を歩いていくと看板が目に止まります。そこから数歩先にあるおやつ屋さんをご紹介します。
お店の名前の「Cache Cache」の読み方は「カシュカシュ」フランス語で「かくれんぼ」という意味です。その名の通り少し隠れた場所にある小さな心地よい雰囲気が魅力のおやつ屋さんです。
2016年10月にオープンし今年で4周年を迎える地元民に愛されるお店です。
おうちの一角を利用したお店は笑顔が素敵で優しい雰囲気のフレンドリーな店長さんお一人で営業しています。
食材はバターと白砂糖は基本的には使わず、埼玉県産小麦粉、国産菜種油、卵も平飼いの有精卵を使用するなど安心・安全なおやつへのこだわりがみえます。
可能な限り、無農薬・オーガニックのものを使用しているそうです。
マフィン、スコーン、タルト、クッキーの生地は基本的には動物性食品不使用です。フレイバーによってチョコレートやチーズなどがあるので、その場合はベジタリアン使用になります。キッシュのフィリングなどの一部にバターを使用しています。
店舗に並ぶおやつは日替わりになります。毎回違うおやつを選べるのは嬉しいですね。
日常に寄り添う「おやつ」
さっそくお店とおやつ作りへの想いについてお話をお伺いしました。
特別な日のお菓子ではなく日常に寄り添う素朴で身体にやさしい「おやつ」をひとつひとつ心を込めて作っています。
食べるものが違うとそれによって壁ができてしまったり人付き合いが変わってしまったりします。みんな同じものを食べて美味しいといえるものを作っていきたいです。
食べたくても食べられないアレルギー体質の方、自分で食べないことを選択しているヴィーガン・ベジタリアン、何でも食べる人など様々ですが、同じ空間で同じものを食べて笑顔になるというのはとても大切なことです。
おやつを購入にしたお客様の中には、卵アレルギーのお子様用に購入したクッキーがおいしくてついつい自分が食べすぎてしまったという方もいらっしゃるそうです。
そんなふうに誰が食べてもおいしいと思えるものを作ることが理想です。
アレルギー体質のお子様にも「〇〇が食べられないから美味しいものが食べられない」ではなく「〇〇が食べられなくてもこんなに美味しいものが食べられるんだ」ということを知ってもらいたいという想いでおやつを作っています。
ヴィーガンも嬉しい、動物性食品不使用のおやつも豊富
私は動物性食品不使用の卵・乳アレルギーやヴィーガンでも食べられる3種類のおやつを購入しました。
購入品の塩麹のお豆腐マフィン、キャラメルナッツのお豆腐マフィン、穀物コーヒータルト
塩麹のお豆腐マフィン、キャラメルナッツのお豆腐マフィン、バナナと穀物コーヒータルトです。
テイクアウトとオンライン通販専門店のため家に帰って家族とゆっくりいただきました。
まずは塩麹のお豆腐マフィンです。モチッとした食感と朝食としても食べられるくらい優しく素朴な甘みと塩麹の僅かな塩気がとても印象的で食欲をそそられます。
続いてキャラメルナッツのお豆腐マフィンをいただきました。
こちらもマフィンの生地は素朴でほのかに甘みを感じますが塩気はありません。上に乗っているキャラメルナッツのキャラメルの程よい甘みとナッツの香ばしさが絶妙でした。
最後にバナナと穀物コーヒータルトです。バナナをたっぷりと使った自然な甘みを感じます。穀物コーヒーなのでコーヒー豆のような苦味は感じません。お子さまでも安心して食べられます。
アレルギー体質ももヴィーガンもベジタリアンも…。みんなで一緒に「おいしいね〜」って笑顔になれるそんな光景が目に浮かびます。
最寄り駅から少し距離がある店舗ですが、現在はオンラインショップでおやつ販売も行っています。遠方の方はオンラインで可能な限り安心・安全なこだわりの食材を使ったおやつを購入できます。アレルギーやヴィーガン対応が気になる場合はお電話かインスタグラムのダイレクトメッセージからお問い合わせください。
作り手の店長さんの人柄が滲み出ているような優しいお味をぜひお試しください。