幸せごはん
独自のセンスで体と心に優しい料理を作るオーナーの恵さんはベジタリアン。朝、野菜たちを眺めて、何を作ろうかしら?と考える時間から、とても幸せだとおっしゃいます。仕事は辛いもの、我慢するもの、お仕事大変だろうな、そんな思いが吹っ飛ぶ、喜びに生きるエネルギーでいっぱいの幸せごはん。お料理の簡単な説明も、シェフの蘊蓄ではないのです。今日はこんな素敵なお野菜があって、来られる方が満たされるよう、こんな風に作ったの、そんな思いを感じます。同じレシピで同じように作っても、なぜか作る人によってお味が違う経験ありますよね。それは作り手の心の状態、バイブレーション、エネルギーによるものではないでしょうか?恵さんは以前は予定に追われる忙しい日々を過ごされていた時期があったそうです。それは「忙」の字の通り、心を亡くす状態なのかもしれません。ご縁があってカフェを始められ、自然な笑顔でいらっしゃることがステキですね。お料理はまろやかで、丁寧なお気持ちが現れ、とても満足感があります。something special を感じます。手抜き料理という言葉がありますが、工程を省くことや簡単に作ることが悪いのではなく、やっつけ仕事になる、心を抜くことこそが良くないのではないでしょうか。満足感の秘密は、その真逆にあるからだと思います。この大切さを多くの方に感じてもらいたい。あたたかいつながりを大切に、ワークショップも開かれているカフェです。
カワイイおやつが全部手作り
スイーツやドリンクに添えられるカワイイお菓子も全部手作り。小さいお菓子のひとつひとつのお味や食感は、それぞれ独自の完成感があり、なんて丁寧なおもてなしなのでしょうと、感動します。こんなおやつを食べて育ったら、ちょっと違う大人になれたかもしれない、と悔しいような?タイトルがおやつなのは、お家のキッチンにある幾つかのカワイイ瓶に入ったおやつ、蓋を開けて気軽に子どもが食べ、大人がティータイムのお供にし、だけどそのおやつのクオリティーがすごくて驚くような、そんなびっくりを伝えたく。メインのスイーツは、勿論まろやかで、優しい甘さが心身に溶け込んで、ほっと一息。動物性食材がないとこんなにも胃腸が楽なのだと教えられます。大きいガッツリケーキが好きな方も、体に無理なく浸透していくようなスイーツで満たされる経験をして欲しいなと思います。しかしスイーツ2種頼むのもお勧め。大人の贅沢なおやつ。またしても、スタイリッシュなオーナーが作るステキなスイーツを、おやつという言葉で表現してしまいます。行かれた方が、「なんとなくわかる!」と思われるのか「優雅なスイーツタイムと呼べ」と思われるのか。ドリンクもステキに揃っています。
「ほっこり」心身がほぐれる空間
決して珍しい言葉ではない「ほっこり」が、恵さんから発せられると、特別な言葉のような、「ほっ こ り」と、間があるように聞こえ、空間を緩めるのです。測定や数値で表せない世界。感受性を解放できる、伸びやかに、かわいいもの、美味しいもの、ステキなものを味わえる空間。テラス席は、モッコウバラの時期が最高でしょうが、風の気持ちの良い時期はいつでもイチオシです。しかし店内のカワイイお席も良い。絵本の世界の中に入っているような楽しい気持ちに。子どもたちも喜びそう。たまたまイースターの時期に行くと、なんと店内に卵型カップがいくつも隠してあり(実はすぐに見つかる)、卵探しイベントも。筆者は見つけた卵からハーブティー券を頂きました。この様子ではハロウィンやクリスマスも期待できますね。一体何で遊んでくれるのやら。勝手に期待していますが、何もなくても良い。恵さんとパートナーの琢磨さんのほっこり空間と美味しい料理がある。そして、お食事が来るまで、琢磨さんが心に響くものを捉える写真を眺めて待つのもステキな時間です。テラス席で大切な家族であるわんちゃんと過ごす方も。穏やかな時間が流れています。
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