精進カレー

こまきしょくどう 鎌倉不識庵

アレルギー対応の表示あり ベジタリアン ヴィーガン 乳不使用 小麦不使用

推薦者・監修者

プロフィール

野島 友理(Yuri Nojima)管理栄養士
横浜市金沢区出身。神奈川県立保健福祉大学栄養学科卒業後、管理栄養士として精神科病院にて勤務する。2人の娘の出産後は在宅にて栄養指導を行っている。お米を中心にした食事と体に良いおやつを、みんなで囲めることを大事にしたいと思っている。現在は栄養指導のほかに、無農薬の米ぬかを使ったビスコッティーをマルシェにて販売することもある。ヴィーガンの方もそうでない方も一緒に食卓をたのしく囲める、すてきなお店をご紹介していきたいと思っています!
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秋葉原でいただく「精進料理」

こちらのオムライスをご覧ください。実は精進料理のお店でいただいた、卵不使用のオムライスです。オムライスmeets精進料理、そしてin秋葉原。この3つの単語はかけ離れている様に思いますが、掛け算されて精進料理をグッと身近に楽しみ味わうことができます。
精進料理と聞いて驚きのオムライス

精進料理と聞いて驚きのオムライス

今回はこちらのカジュアルに精進料理がいただける「こまきしょくどう 鎌倉不識庵」を紹介します。

だるまがお出迎え

だるまがお出迎え

JR秋葉原駅から線路沿いを歩いて1-2分、高架下を改築したCHABARAビルを入ると、目の前に「SHOJIN」の暖簾が見えるのがこまきしょくどうです。ごはん、お味噌汁に小鉢が数種類つく定食から、親しみやすく工夫された1品料理、そしてパフェやあんみつなどのデザートもあります。こまきしょくどうは全メニュー五葷食材不使用の精進料理+卵乳不使用なのでヴィーガン、ベジタリアン、卵乳アレルギーの方も安心して食べることができます。そして、お店の隣には日本百貨店の‘しょくひんかん’があり、県別のお土産品がたくさん販売されているのでそちらも併せておすすめです。

暖簾がかかる入口

暖簾がかかる入口

精進オムライスと精進パフェ

今回私がいただいたのは冒頭に紹介しました「精進オムライス」です。卵を使わないでどのように作られているのか、五感フル稼働で考えました。見た目は卵そのもの。食感は歯切れのよいクレープ生地の様でした。その気になる材料は、ひよこ豆とターメリック!見事に再現された薄焼き卵のオムライスです。卵の下に隠れていたのは雑穀米で、枝豆が楽しいアクセントになっています。オムライスの顔であるトマトケチャップは五葷(ねぎ、ニラ、ニンニクなど)不使用のもの。スパイスと酸味と甘みがしっかり感じられるしっかりとした味付けです。

精進オムライス

精進オムライス

そしてサラダやラペの野菜は主に秋葉原近くの草加から、有機野菜を取り寄せているそうです。なぜ近くの野菜を取り寄せているか、その心は「その土地のものをいただく」思いから。新鮮で安心な野菜を食べることが出来るのはうれしいですね。こちらのオムライス、元々食物アレルギーがあったという店主が「アレルギーがあっても、アレルギーあるなし関係なくみんなと同じメニューを食べてもらいたい」と思う気持ちから出来たメニューなのだそうです。オムライスは卵がメインですが、そのオムライスを卵・乳アレルギーのある方も一緒に食べられて、おいしさを共感できる、幸せな食卓が想像できます。

デザートに「精進パフェ」もいただきました。豆乳・大豆粉でで作られた抹茶のアイスは苦みを抑えた優しい甘み。パフェのベースはとろりとした抹茶ババロアで、その上には小さな一口サイズの白玉、あんこ、植物性生クリーム、最中がのっています。さらに黒蜜もついているのでどの組み合わせで食べようか、わくわくしながら食べられます。どちらも大満足でした。
精進パフェ

精進パフェ

日本の食材を思う気持ち、定食に

先月末、福井県にある油揚げの老舗店を招き、目の前で手作りの油揚げをいただけるイベントを開催した、こまきしょくどう。店主の藤井小牧さんは、日本の食材には素晴らしい物がたくさんあるにもかかわらず、乾物などの工場が店じまいしなければならない現状に「もっと日本の食材のファンになってもらいたい、日本の食材のファンを作りたい」と。こまきしょくどうのメニューには精進料理の小鉢が9種類ついた人気の口福定食やごまどうふ定食もあり、こちらは海外の方からも人気があります。またインパクトもボリュームもある精進オムライスや精進カレーには工夫がたくさんされていて、様々な方に喜んでいただけるメニューです。そこにはもっと精進料理が親しみやすく、多くの人に食べてもらえる。それが食材を作る人の力となり、末永く生産されていくように店主の願いが込められているようでした。

人気の口福定食

人気の口福定食

精進カレー

精進カレー

精進オムライスにトッピングされていた野菜チップは、じゃが芋の皮でした。普段なら捨ててしまう部分も余すことなく美味しく調理されていて、この定食にも店主の大切にされている思いがギュッと詰まっているのだと感じました。精進料理のイメージが大きくアップデートされたこまきしょくどう。日本の食材を噛みしめながら、みなさんも是非味わってみてください。

デリバリー・テイクアウトデザートなど1部テイクアウトも可能

「 こまきしょくどう 鎌倉不識庵」 店舗基本情報

店名 こまきしょくどう 鎌倉不識庵
TEL 03-5577-5358
所在地

千代田区神田練塀町8-2 CHABARA内

営業時間

11:00-20:00

定休日 なし
予算

1000-3000

支払い

現金、クレジット、交通系ICカード可

駐車場 なし
対応言語 日本語
事前予約

料理説明

カジュアルにいただく精進料理

備考
公式
web sitefacebookinstagram

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