隠れ家的インド料理レストランがオープン
店内のシンボル
東東京エリアのインド料理店が今、とても熱いことをご存知でしょうか。2022年10月にも、「Desai’s (デサイズ)」というお店がオープンしました。ここでは、ベジタリアンが多いと言われている西インドマハーラーシュトラ州のカレーやスパイス料理を楽しむことができます。なんと西インドマハーラーシュトラ州の料理を食べられるのは、日本ではまだここだけなのだとか。デサイズは、西インドマハーラーシュトラ州のベジタリアンの食文化を知ることができる貴重なお店です。
外観
お店は住宅街にたたずんでいます。その外観は一般住宅のような一軒家レストラン。知る人ぞ知る隠れ家レストランのようで、訪問するのも心が弾むことでしょう。
座席
店内に入ると、家族経営している優しいスタッフさんが案内してくれます。一階は厨房で二階へ上がると座席があります。おひとり様も家族友人も居心地よく過ごすことができる雰囲気です。また、大人数であれば貸し切りも可能です。
ここでしか食べられない西インドマハーラーシュトラ州料理
デサイズオーナー
インドは広く、同じインドでも東西南北で食文化が違い、西インドの中にも地方によってそれぞれ特有の食文化があります。デサイズのシェフの出身は西インドのマハーラーシュトラ州。この土地はベジタリアン文化が根強く、ベジタリアン料理がたくさんあります。そのため、デサイズのメニューでもベジタリアン料理をたくさん発見することができます。ちなみに、インドのベジタリアン料理というと、肉・魚介類・卵を含まない料理を指します。中には乳製品も含まないヴィーガン対応のメニューもあるので、どれがヴィーガン対応メニューかぜひスタッフさんにお尋ねください。
店内料理写真
西インドマハーラーシュトラ州の料理が盛りだくさんのメニュー。この土地の調理法で作られ、現地の食材も使われたとても貴重な料理を頂くことができます。
ストリートフードはじめとした人気なベジタリアン料理がたくさん
デサイズでは、ベジタリアンの方にはもちろん、そうでない方にもベジタリアン料理が大変人気です。特に人気な料理は、マハーラーシュトラ州のストリートフード「ワダパオ」、日本では入手できないといわれている豆を使った「特別豆カレーターリー」、パンと一緒に食べる「ミサルーターリー」です。同じベジタリアン料理でも全く違った料理が楽しめるため、何度も足を運びたくなるのではないでしょうか。
シハカド城ターリー
写真は、もう一つ人気のメニュー「シハカド城ターリー」。茄子の甘辛い濃厚なカレーをはじめ、マイルドでコクのある豆カレー、しっとりとしたオニオンパコラなど、スパイスから調理法まで、他のインド料理とはまた別の格別な味わいです。カレー通をもうならせる美味しさ!
マニアック料理は他にも
チリパコラ
他にもここでしか食べられない珍しい料理がたくさんあります。青唐辛子をまるまる揚げた「チリパコラ」はとても刺激的!激辛好きは是非挑戦してみてください。さらに、おつまみ感覚で食べられるスナック料理やスイーツ、グルテンフリーで作られたチャパティなど、魅力的なメニューが豊富に揃っています。
ベジタリアン・ヴィーガンなら知っておきたい西インド料理
西インド料理
西インドはベジタリアンが多い文化だからこそ、日本にはないベジタリアン料理やヴィーガン料理がたくさんあります。その食文化は、ベジタリアンが健康に過ごせるために、必要な栄養や調理法などについて考え尽くされたもの。デサイズのインド料理を食べればその文化を感じることができ、身も心も満足できることでしょう。きっと、「お肉の代わりのベジタイム料理・ヴィーガン料理」ではなく「デサイズでだから食べたいベジタリアン料理・ヴィーガン料理」と思えるような新しい料理に出会えるはず。こんなデサイズに是非、足を運んでみてください!
文:増村かほ