セリアック病や麦アレルギーにとっての「命をつなぐ駆け込み寺」
渋谷区上原にある「glutenfree cafe little bird(グルテンフリーカフェ リトルバード)」は、小麦やグルテン、麦類を一切使用しない料理を提供するお店です。リトルバードは国内のグルメレビューサイトではあまり知られていませんが、旅行口コミサイトで世界最大の閲覧数を持つTrip Advisor(トリップアドバイザー)では、1年を通し高い評価を一貫しているお店に送られるエクセレンス認証2017~2019 (Certificate of Excellence) を受賞し、外国人から絶大な支持を受けています。わずか15席程度の小さなカフェですが、外国人が連日押し寄せる理由があります。
リトルバードは代々木八幡駅から徒歩3分、富ヶ谷図書館の向かいのビルの3階にあります。エレベーターへの入り口は狭く看板も目立たないので、はじめて来る人は分かりにくいかもしれません。打ちっぱなしのコンクリート壁に素朴な雰囲気の隠れ家的なカフェです。
リトルバードの先代のオーナーは、パティシエでグルテンアレルギーでした。自分と同じ悩みをもつ方のためにも、美味しいグルテンフリー料理を提供しようと、アレルギーの勉強や料理に適した米粉の開発に携わってきました。なのでリトルバードのメニューは、オリジナリティと味にこだわりがあります。普通はもちもちとした小麦粉のピザも、リトルバードでは米粉のサクサクとした食感のピザに変身。
ベジタブルミックスピザ
ハンバーガーやピザ、パスタなどの洋食のほか、ラーメン、唐揚げ、うどんなどの和食にデザート、ドリンク類も全てグルテンフリーで食べることができます。
こちらのラーメンは国産の米粉の麺を使用しています。スープはあっさり、麺はつるつるとした食感です。私たちは普段、当たりまえのようにラーメンと餃子をセットで食べていますが麦アレルギーの人たちにとってはまず口にできない組み合わせです。そもそも外食が難しく、食べたいメニューを選ぶことも出来ません。でも、ここならお店のメニューの全てがグルテンフリーなので、いちいち成分を確認する必要もなく好きなものを選べます。味もさることながら「安心して食べることができる喜び」を与えてくれる場所なのです。
自分のグルテンアレルギー体質を利用した逆転の発想
前オーナーもグルテンアレルギーでしたが、現在のオーナーの岡村さんも麦などに含まれるグルテンに対して赤く斑点ができたり、酷い時は呼吸が苦しくなったりする重度のアレルギー体質です。そのため、自分と同じような辛い状況にある人の気持ちがよく分かるそうです。たとえグルテンフリー製品であっても、微量に麦が入っていると感じる時があり、企業に何度も確認をすることもあるそうです。それは麦に敏感に反応する岡村さんの体質だからこそできることです。その根底にはアレルギーの人でも平等に安心して食事ができる場所をつくりたいという切なる願いがあります。
現在、リトルバードではフランチャイズを募集したり、お店を通してグルテンフリーを広げる推進活動もしています。
女性には米粉のホームメイドスイーツやエクストラ・ヴァージンオリーブオイルを使用したドリンクがおすすめです。美味しくてヘルシーなメニューもありますので、是非一度、お試しください。
デリバリー・テイクアウト(メニュー) BLTバーガー、チキンバーガー、ベジバーガー、焼きそば、餃子、唐揚げなど
「 glutenfree cafe little bird(グルテンフリーカフェ リトルバード)」 店舗基本情報
店名
glutenfree cafe little bird(グルテンフリーカフェ リトルバード)
TEL
03-3460-8282
所在地
東京都渋谷区上原 1-1-20 jpビル 3F
営業時間
12:00〜20:00
定休日
不定休 SNSに掲載
予算
~2000円
支払い
駐車場
無し
対応言語
英語
事前予約
予約は受け付けていません
料理説明
国産米粉100%のグルテンフリーカフェ
備考
代々木八幡駅から237m 15席
公式