隠れ家的でサスティナブルなおしゃれハンバーガーショップ
大通りからちょっと細道にあるということで、お店の存在を知らないとたどり着くことが難しいのが、NICE plant-based cafeさんです。
大通りから離れていることで、静かな場所でもあり、内装もシンプルであることから、落ち着いてお食事やお茶を楽しむことができます。
店主の横山さんは、関東の飲食業界で働いた後、福岡に移住されてきました。福岡でも複数の飲食店で働いた後、2020年3月27日にオープンされました。
店主横山さん
NICEさんは、その店名からも分かるように、「Plant-based=植物由来」をコンセプトにして、肉や魚、卵、乳製品をはじめとする動物性食品を不使用で、美味しいお食事やアイスを提供しています。
動物性食品がダメなのではなく、動物性食品を食べることができない人も卵や乳製品などのアレルギーがある人もさまざまな人が、同じ食卓で同じものを美味しく食べることができるようにと、植物性だけでも満足できる美味しいメニューが数多くあります。
店内写真1
「口にするものに気をつけているからではなく、美味しいから食べに来たい。」
そんな気持ちにさせてもらえるお店が、「NICE plant-based cafe」です。
加えて、サスティナブルでもあるお店では、ヤシの実の殻で作った器や木のストローなど自然素材で作られたものなどの販売もしています。
店内写真2
まるでお肉のようなナチュラルジャンキーバーガー
オープン当初からコロナの自粛にぶつかってしまい、なかなかお店へ足を運んでくれるお客さんがいないということで、テイクアウトやデリバリーをメインに営業をされていたそうです。
そして、この状況があったからこそ誕生したのが、今ではお店の名物ともなっている「ハンバーガー」です。
名物のハンバーガー
植物性のバーガーのパティと聞いてイメージするのは、大豆ミートを使用したものではないでしょうか?
私もうかがうまでは、大豆ミートのパティと思っていました。しかし、実は違うのです。
NICEさんのハンバーガーの1番の特徴は、パティがひよこ豆をメインに作っていることです。
ひよこ豆を使用するメニューは他にも、ファラフェルも置いていますが、パティは茹でたひよこ豆を、ファラフェルは生のひよこ豆を使用した方がベストな美味しさを楽しめるというようにかなり研究されてメニュー開発が行われています。
さらに、パティにはビーツやトマトペーストなどを加えることで、本物のお肉に似た色を演出し、炊いた玄米を混ぜ込むことで、肉を食べた時の食べごたえも出しています。このパティは3日間もかけて仕込まれています。
聞かないで食べると、思わず本物のお肉?と間違えてしまうほどの見た目と食べごたえなので、ぜひ1度は食べてもらいたいです。
とことんこだわるということで、使用するトマトケチャップにマヨ風の豆乳ソースはもちろん自家製ですし、野菜も可能な限り糸島産、バンズに関しては、胚芽入りのものを特注で製造して横浜から仕入れているほどです。
ハンバーガーの断面
フルーツたっぷりで美味しいNICEクリーム
お食事をした後にぜひとも、食べてもらいたいのが、アイスクリームならぬ「NICE CREAM」です。
豆乳とバナナベースで作られる乳製品不使用の植物性のみアイスクリームですが、果物もふんだんに使用されることで食べごたえがとてもあり、いわゆる、一般のアイスクリームより美味しく食べていただくことができるのではないでしょうか。
NICE クリーム
味のバリエーションも数多く取り揃えられています。
・CARAMEL VANILLA
・VERY BERRY
・CHUKEY MONKEY
・MATCHA KINAKO
・TURMERIC MANGO
いろいろな味があることで、コンプリートしてみたくなる楽しみもあります。
また、器もヤシの実の殻から作られたものが使用されており、おしゃれで目でも楽しむことができるのです。
私は「VERY BERRY」を食べさせていただきましたが、いちご・ブルーベリー・ラズベリーもたっぷりと使用されて、濃厚で豆乳っぽさを感じることなく美味しく食べることができました。まさに、乳製品不使用だからではなく、美味しいから、NICEさんのNICEクリームをまた食べたいと思えました。そして、全種類の味を制覇したいなとも。
NICE クリーム
店主の横山さんも熱い思いで、お店をされているので、行かれた際にはおしゃべりしながら楽しむのもおすすめですよ。