温かみのある木の家具と素敵な陶器で溢れた居心地のいい空間でいただく野菜中心の料理と炊きてて土釜ごはん
東武スカイツリーラインの曳舟駅から徒歩6分、押上駅からは徒歩15分。スカイスリーを見上げながら向かうと「鳩の街通り」のアーケードが見えてきます。通りを進んでいくと、「陶芸教室 ふれあい工房」の看板。その隣にダイニングSweet Roseがあります。
店内に入ると、木のぬくもりを感じる家具、素敵な陶器のオブジェが並んでいます。お店の隣の工房は、ダイニングSweetRoseのオーナー高橋キミ子さんのご主人で陶芸家の高橋明さんが主宰されていて、お店で使用されている食器は全て隣の工房で明さんが作られたものだそう。食器以外にもテーブルの小物やランプシェード、飾り棚にある季節の置物など、素敵な陶器製品が並んでいますがこられも明さんの作品。中には生徒さんの作品もあるそうです。飾り棚のオブジェは毎月季節に合わせて変わるそうです。伺った日は4月で、こどもの日に合わせて、明さんの作品の陶器の兜が飾られていました。毎月伺うのが楽しみになりますね。
お店は、オーナーの高橋キミ子さんが一人で切り盛りされているため、完全予約制となっております。事前に必ずお電話でご予約をお願いいたします。その際に、アレルギーやベジタリアン、ヴィーガン、ハラルなどの対応についてはご相談されてください。ランチはおまかせのランチコース(旬の野菜料理、味噌汁、土釜ごはんにデザート、コーヒー付き)、ディナーは4000円と5000円の2種類のコースのみとなっております。ランチ、ディナーともにアルコールの提供可能です。お料理は、基本的にはお肉を使用しない旬の野菜を使った料理になります。精進料理に近いイメージですが、卵使用、出汁は昆布と鰹節、ベーコンやじゃこを少し使用されることもあるそうなので、事前にご予約される際にご確認ください。また、アプリクーポン(https://app.japanese-heart.com/)を使用される場合も、電話予約の際に必ずお伝えください。(仕入れの関係上、お願いいたします)その上で、当日提示をお願いいたします。
野菜中心のボリューム満点のランチ
早速、ランチをいただきます。おまかせのランチは、メイン1品、野菜中心の小鉢3品、香の物、お味噌汁、土釜ごはん(1合)、食後にコーヒー、ミニデザート付きです。
伺った日のメインは、車麩のフライです。サクサクの衣と車麩の食感のコントラストが味を引き立て、フライなのにしつこくなく軽く頂けます。付け合わせのキャベツに添えられている自家製ドレッシングも野菜をしっかり感じます。季節の野菜を使った小鉢も、野菜の味を生かしながら物足りなさを感じさせず、美味しくてついつい箸が進みます。お料理の内容は季節や仕入れ状況に応じて変わりますので、その日のお楽しみで、何度でも足を運びたくなります。オーナーの高橋キミ子さんは「どれも簡単なものなんですよ」とおっしゃっていましたが、丁寧に作られた1品1品はどれも全体のバランスが考えられています。お料理と店内のオブジェで季節を感じながら優雅な時間が流れます。料理が盛り付けられている器は、明さんの作品でどれも素敵です。
ご主人が作られた土釜で炊くごはんが感動の味
先述した通り、お店で使用されている陶器の食器や小物類はほとんどがオーナー高橋キミ子さんのご主人で、陶芸家の高橋明さんの作品ですが、その中でもこの土釜で炊くごはんもお店の名物です。
炊き立ての土釜ごはん
お米の粒が立っていて、ごはんもついつい食べ過ぎてしまいます。1人につき1合のごはんを炊いて提供されています。炊き立てのごはんの香りと味を是非ご堪能ください。実はこの土釜、販売もされているそうです。このごはんの味を知ってしまうと欲しくなってしまいます。ごはんを炊くだけでなく、野菜を蒸したり、シチューや煮物を作ったりもできるそう。1点1点手作りのため、現在は予約は受けておられますが、お渡しまでに少しお時間がかかるそうです。気になった方は、是非聞いてみてください。食後には、淹れたてのコーヒーとミニデザートがついています。
食後には淹れたてコーヒーとミニデザート付き
この日は「甘酒プリン」で、柔らかな甘酒の甘みと生姜が香ります。居心地の良い店内で、満足感たっぷりの料理に心も身体も癒されました。
温かな雰囲気の店内とこだわりの食器、旬の野菜の美味しさと土釜でいただくごはんを是非、体感してみてください。