レゲエの流れるヴィーガンカフェ
田園都市線「南町田グランベリーパーク駅」は改札を出るとすぐにアウトレットパーク。小さな子供や犬と一緒に来る方も多くみられます。駅周辺はバイパスが通り、新しいマンションも続々と建ち、住みやすい人気の町です。そんな南町田グランベリーパーク駅から少し住宅地の方に向かって進むこと5分のところに6889cafeがあります。目印は6889cafeの大きな看板。奥に進むと、行き止まりに緑の茂った入口があります。こちらでいただける全てのメニューがヴィーガンです。
入口
さっそく扉を開けると、レゲエの音楽がかかった店内にお香のようなあまい香りが漂っています。見回すと木の置物やエチオピアの国旗のディスプレイが気になります。ヴィーガンとレゲエ、そのかっこいい雰囲気にどんなカフェなのか興味がわいてきます。今回は6889cafeでヴィーガンランチをいただきます。
からあげ、ギョーザ、そしてラーメン
それでは6889cafeでいただけるごはんを紹介します。私が注文したのは、1番人気は大豆ミートの唐揚げ定食。ひとくちサイズの唐揚げがたくさん、10個くらい入っています。食べてみると、もうお肉としか思えない食感。けれどお肉よりも油分を感じなくて軽いのでぱくぱく食べられます。スパイスの効いたしっかりとした味付けなので、もっちりした玄米ごはんも進みます。これはランチをしっかり食べたい時に罪悪感なくいっぱい食べられそうです。
からあげ 玄米付き
続いてギョーザ定食です。こちらはニラとニンニクを使わないで作られている、優しいギョーザです。大豆ミートで作られていて食べやすく、刺激が少ないのでお子様にもおすすめです。実際に私が伺ったランチタイムは親子でギョーザを注文されていて美味しそうに食べていました。
ぎょうざ 玄米付き
他にも6889cafeには数量限定の週替わりメニューがあります。インスタをチェックするとラーメンのレパートリーが多く、塩ラーメン、担々麵、夏には冷やしラーメンがありました。彩りの綺麗なスパイスカレーや豆乳ソフトクリームなどのデザートもあります。その時々で出会えるメニューがあるので、いつ行っても楽しめそうです。
ご自身のヴィーガン経験をメニューに
さて、6889cafeのオーナーを紹介します。ヴィーガン歴20年にもなる友井歩美さんです。レゲエとカフェの雰囲気から勝手に想像していた、ヒゲでもドレッドヘアーでもありません。犬が大好きでお店の前に犬と一緒に食事できるブースまで作った友井さんです。
ワンちゃんと一緒に
お店を彩っているレゲエやエチオピアのアクセサリーはご主人の影響なのだそうです。ですが、その繋がりからカフェでもエチオピアコーヒーを味わうことができたり、イベントでエチオピアのコーヒーセレモニーも開催されました。そんな友井さんにカフェのこと、ご自身のヴィーガン生活についてお話をうかがいました。
ご自身の体調不良をきっかけに、家族全員で動物性食材をやめ植物性食材を中心にした食事をされています。ご家族でヴィーガンなので、お嬢さんの修学旅行の際には宿のメニューを事前に取り寄せて代替えで料理し冷凍したものを発送されたこともあるそうです。なるべく同じものを食べさせたいという気持ちで、想像力を膨らませて楽しんで料理されてきたそうです。また食材選びにしばられず、「今の自分に必要なものを食べる」と考えてらっしゃるのが印象的で、自分の体の声に耳を傾けて必要な栄養を摂って生活しているのだそうです。
6889cafeのメニューはそんな友井さん家のごはんの歴史を味わえるのですね。
メニュー表
最近では金曜土曜のみ、夜のバータイムもオープンしています。さらにオシャレな雰囲気でヴィーガン料理が味わえる楽しいカフェに是非、お越しください。
バータイム