日本人の妻じゅんこさんと、スウェーデン出身の夫リキャシェフ、二人三脚での経営。
※2021年の移転前の内容となります
2018年にスタートさせた夫婦二人三脚でのヴィーガンフードプロジェクト。
最初は、福岡市大名に期間限定でオープンしたヴィーガン料理推進店にて動物性の料理も扱うチームと一緒に活動。レストランとの契約終了後にヴィーガンチームのご夫婦、リキャシェフとじゅんこさんの2人で独立。店舗終了後も”暗いニュースの多いこの世の中に光をあてる”という意味を込めて名付けられた「LIGHTS」という店舗名を引き継ぎ「LIGHTS Vegan team」と改名。2020年4月に今のキッチンをかまえました。
ご夫婦写真。お店の前にて
スウェーデン出身のシェフ・リキャさんは、10年ほど前パティシエとして約4年間の経験を経たのち、「健康的な食事をつくること」を目指し菓子業界を卒業。
そして複数の飲食店で働いた後、友人と2人で「Son of a Sandwich」という手作りの天然酵母のサンドイッチ店を経営し、5年ほどその経営に尽力したとのこと。
そんな中で、2018年初旬頃から妻のじゅんこさんと「ヴィーガンになること」を目指し、100%ヴィーガンの食事を提供できるヴィーガンプロジェクトの活動をスタートさせるため、お店の経営を終了。同年2018年10月からヴィーガン料理を提供を行っているそうです。
そんなご経験もあり、シェフ・リキャさんの一つ一つ丁寧かつ細かいこだわりが料理に滲みでていることが伝わります。
料理一例
ヴィーガン志向の人だけじゃなく、「グルメな人」にぜひ食べて欲しい。
妻のじゅんこさんは、ヴィーガン料理について
“ヴィーガン料理って、ただ動物性の食材を使わずに料理したもの。ってイメージの人が多いけど、たくさんの食材と調理法があって、本当に美味しいもの。
だからヴィーガンの人だけじゃなくて、「美食家の人」「グルメな人」にこそぜひ味わってほしい。”
そんな風におっしゃっていたことがとても印象的で心に響きました。
食材や調味料はオーガニックや無添加の「本当に美味しいと感じたもの」を自分たちで選んで使用。ブリトーに使用する生地もリキャシェフ手作り。
全粒粉を使用し天然酵母で発酵させたもの。私も取材の際に試食をさせていただいたのですが、生地だけでも本当に美味しくて「毎日でも食べたい」そして「もっと沢山の人に食べてほしい」そう感じました。
リキャシェフのパティシエとしての経験からヴィーガンスイーツにも深いこだわりが。「小麦不使用」「加糖無し」「油無添加」「アレルギー対応可」のスペシャルホールケーキはリピーター続出とのこと。※2日前までの要予約
リキャシェフスペシャルホールケーキ
「迷った時は、楽しむこと!」がモットーのあたたかくてポジティブな妻のじゅんこさん。「ヴィーガン民泊」という新しいスタイルを提案。
調理担当の夫、リキャシェフの素晴らしい料理を広げ、様々なイベントに出店したり、周囲との繋がりを作っていく役割をしているのが妻のじゅんこさん。
本当に明るくポジティブなお人柄。イギリスへの滞在、音楽やWebデザイン、ライターなど様々なご経験をお持ちで、取材に訪れた際にも、快く「お店のこと」「お二人の経験」「ヴィーガンのこと」などについて教えてくれました。
そんなじゅんこさんがモットーにしているのは「迷った時は、楽しむこと」
“コロナウイルス”による影響で、時期的にもお店の新規オープンと重なり大きな打撃を受けたそうです。
しかしそんな状況でも、楽しみながら前向きに取り組まれてきたことが今の「LIGHTS VEGAN TEAM」の”カタチ”となっている。そう感じました。
また、じゅんこさんが元々経営されていた民泊を利用して、プライベートダイニングでそのまま宿泊もできる「ヴィーガン民泊」という新しいスタイルを提案しています。
古民家の昔ながらの良さを残しつつ、斬新なスタイルが今度注目を浴びること間違いなし!
ヴィーガン民泊部屋の写真①
ヴィーガン民泊部屋の写真②