モスクのある大塚に待望の2店舗目!ハラル対応の鶏白湯ラーメン店
新御徒町で人気のハラル対応美味しい鶏白湯ラーメンを提供する「あやむや」さんが、モスクのある大塚に待望の2店舗目を2024年9月にオープンしました!JR山手線・大塚駅北口から徒歩5分以内という駅近の立地もうれしいポイントです。
駅近の通りに面した店構え
早速、店内に入ると、入口近くに券売機があり、こちらで食券を購入するスタイルです。ハラル対応のためアルコール類は提供していませんが、代わりにフルーツジュースやソーダ、ウーロン茶、ジンジャーエールなど、ソフトドリンクが豊富に揃っています。ドリンクメニューは券売機の横にあるので、参考にしながらジュースの食券を購入し、注文時に希望を伝えてくださいね。
入口すぐの券売機で食券を購入してくださいね。
店内はシックな雰囲気で、カウンター席だけでなくテーブル席もあり、おひとり様はもちろん、グループやご家族での利用にもぴったりです。なお、新御徒町店にはお祈りスペースが設置されていますが、大塚店はモスクが近くにあるため、お祈りスペースはありませんのでご注意ください。
シックな店内はカウンター席とテーブル席があります。
濃厚なコクの鶏そばはバリエーションも楽しめます
ラーメンの種類は、鶏白湯をベースにした「鶏そば醤油」「鶏そば塩」に加え、「特製」「スパイシー」や「リッチな濃厚タイプ」など、バリエーション豊富です。半熟卵のトッピングも人気で、まろやかな味わいが一層楽しめます。
鶏そばのバリエーションが楽しめます。左が塩、右が醤油、手前がスパイシーがあります。
今回はオーナーの新目さんおすすめの「鶏そば醤油」を、半熟卵のトッピングでいただきました。豪華な見た目で期待が高まります!まずはスープを一口。まろやかな鶏白湯スープは、しっかりとしたコクがありながらもくどさはなく、飲みやすさが魅力です。スープのかえしには魚粉が加えられ、深みのある味わいが楽しめます。スープを残さず飲み干すお客さんも多いそう。納得です。トッピングの粗みじん切りの玉ねぎが、シャキシャキとした食感でアクセントになり、食べ進めるごとに新鮮な美味しさが感じられます。スープには、細めの平打ち麺がよく絡み、もちもちとした食感とつるっとした喉ごしが絶妙なハーモニーを奏でます。また、添えられた鶏チャーシューはあっさりしつつも、しっとりと柔らかで、コクのあるスープと相性抜群です。
鶏そば醤油に半熟卵のトッピング
ラーメンは今や日本の国民食といえる存在。「あやむや」さんのラーメンはハラル対応ですが、外国人観光客向けに特化したものではなく、日本人にも愛される味にこだわっています。そのため、平日のランチタイムには近くの会社員も多く訪れ、日常使いのお店としても人気が高いそうです。
全ての人が安心して食べられるものを提供したい。そんな想いがつまったラーメン
今回、オーナーの新目さんに、ハラル対応のラーメン店を開いたきっかけについてお話を伺いました。
もともと居酒屋で料理人をしていた新目さんは、自分の料理は「誰でも安心して食べられるもの」と信じて日々腕を振るっていたそうです。ところがある日、インドネシアやマレーシアからの留学生たちと話す機会があり、彼らが宗教上の理由で食事に制約があり、安心して外食できないことを知ったといいます。さらに、日本で売られている食品や料理の原材料が日本語でしか表示されておらず、何が含まれているのかが分からないことから、缶詰など限られたものに頼っているという実情に衝撃を受けました。
「せっかく日本に来てくれている外国人の方々が、私たちのいまや国民食と言える、日本の代表的な食文化であるラーメンを安心して味わえるようにしたい」そんな強い思いが、ハラル対応のラーメンの提供へと繋がったそうです。その想いが詰まった一杯のラーメンには、日本のラーメン文化を愛する新目さんの心遣いと、誰もが楽しめる食の提供への情熱が込められています。
店内で接客しているのは、ムスリムのスタッフたち。店長のノアさんとスタッフのニランジさんが、温かな笑顔で迎えてくれるのも印象的です。ハラル対応に徹しているだけでなく、異文化への理解と配慮があふれたお店の雰囲気も、訪れる人を安心させる要素の一つです。
笑顔が素敵なお二人。右は店長のノアさん、左は店員のニランジさん
ぜひ、この想いの詰まったラーメンを味わい、外国の方だけでなく日本の方にも広がる、心温まる食体験を楽しんでみてください。