名前が数字のバウムクーヘン、no.ring
水色の可愛らしい外壁。外からはバウムクーヘンが焼けている様子を見ることが出来る。ドアを開けると、「ふわっ」と優しい、バウムクーヘンの香りが鼻をくすぐる。「ring ring」のバウムクーヘンは、北海道産の素材にこだわり抜いて作られている。
普通、お菓子屋さんのバウムクーヘンといえば「~のバウムクーヘン」という名前を想像するのではないだろうか?こちらのバウムクーヘンの名前の付け方は非常にユニーク。「ナンバリング」といって、開発順に名前が付けられているのだ。まるでロボットのようで少しワクワクする。バウムクーヘンは全部で7種類。ソフトタイプ5種とハードタイプ2種のラインナップだ。
「No.851」こちらはごぼうのバウムクーヘン。ちょっとした語呂合わせにもなっていて面白い。
例えばこちらの「ハードバウム ごぼう」は、北海道本別町「三井農場」のごぼうを使用している。8は「ハード」51は「まっすぐ育ったごぼう」というわけだ。謎解きのようで、会話も弾みそうなネーミング。他の「no.ring」も同じように名付けられている。この、ごぼうのバウムクーヘン。ハードバウムというくらいなので、ハードパンのように固いのか、それともボソボソしているのかな?と思いきや、全くそんな事は無く、「むぎゅっ」とした食感。そして、ごぼうといえばちょっと土臭いのかな?と思う人もいるかもしれないが、全くそんなことは無く、ごぼうの香ばしい香りが鼻にぬける。パンフレットに「ハムやチーズ、こしょうとも相性が良い」と書いてあった。確かに、ワインと一緒に食べるとあっという間に無くなってしまいそうだ。
重厚なブランドストーリー
そういえば、バウムクーヘンの「端っこ」はどうしているのだろうか?疑問に思った事は無いだろうか。
ring ringでは、もちろん捨てるような事はしない。「ラスク」に加工し、きちんとした商品として店頭に並んでいるのだ。
バウムクーヘンの端を利用したラスク。パッケージの動物カードにも、ストーリーがある。
商品として新しく生まれ変わるというのが、食べ物にとっては一番幸せかもしれない。ラスクは7種類あり、すべてに可愛い動物のカードが付いている。それぞれのキャラクターには「レラ」等、アイヌ語の名前がついている。アイヌの人々は、「食べられる分だけ狩猟する」。そういった意味も込められているのかもしれない。
健康志向の方にも
「健康に美味しいお菓子が食べたい!」という方々に「ring ring」のバウムクーヘンはとてもおすすめ。
米粉は腸活にも良い。添加物不使用でそして何より北海道産の美味しい素材をふんだんに使用している。子供からお年寄りまで、美味しく食べられるバウムクーヘンだ。私はつい、自分用に10個入りギフトパックと「No.1111 チーズインバウム」も買ってしまった。こちらはなんと、チーズが7種入っていて、チーズが伸びる。家にテイクアウトして食べたのだが、本当に「びよーん」と伸びた!今までにない食感で、後5個くらいは食べられそうだった。是非ともリピートしようと思っている。