懐かしい匂いのする食堂
シロクマ食堂へようこそ
「ごはんどれくらいにする?」賑わうランチタイム、ぬくもりのある店主の声が聞こえてきました。ここはシロクマ食堂。焦げ茶色のテーブルや古風な家具、カウンターのレトロな皮張りの椅子を見ていたら、たくさんの人たちがここに癒されてきたことを想像できます。食堂に満たされる空気は綺麗で、どこか懐かしさを感じる匂いにおもわず古時計を探してしまいます。陽の当たる窓際に座ればいい小説の出だしが浮かびそうな、ノスタルジックな気分になれる雰囲気があります。
レトロな革張りの椅子
この日のランチタイムは開店からお客さんが続々と入り、いい匂いの揚げ物の香りがたちこめています。メニューはメインに野菜のお惣菜を集めたベジプレート、日替わりメニューが2種類、ベジもりもり定食から選ぶことができ、そこにシロクマ食堂で寝かせている発酵玄米とお味噌汁が付きます。その中で今回はベジプレート定食を、いただきます!
発酵玄米と優しいおかずのベジプレート
本日のベジプレート
ベジプレートは野菜を中心とした手作りのお惣菜が数種類、大皿に集まっています。今日のベジプレートには、小松菜のおひたし、切干大根の煮物、卯の花、クルミののった生野菜のサラダなど彩りの良いおかずが7種類でした。いただいてみて特に美味しかったのが、小松菜のおひたし。作りおいているはずなのにその食感は驚くほどシャキッ!としていました。中央にのっているのは車麩のフライ。優しい出汁の染みこんだ車麩がカラリと揚がっていてこちらもお勧めしたいおかずです。シロクマ食堂でゆっくり発酵された発酵玄米は、もちっとしているけれどお赤飯よりはさっぱりとした印象。自然とよく噛んでお米の甘さがじんわり広がります。ベジプレートは食感の異なるお惣菜がたくさんあって楽しめます。
こちらは日替わりメニュー。寒い季節にはサムゲタンやスープが人気だそうです。常連さんが多いのでメニューは2~3日で変わることもある様。その時々で出会えるメニューが楽しみになりそうです。ベジプレートや日替わりメニューに付くお味噌汁はかつおだしを使っていますが、事前予約で植物性の出汁で作ってもらえます。2日前までに連絡してみてください。
デザートもあります。こちらは手作り寒天。私もミニデザートで寒天をいただきましたが、こちらもさっぱりしていて自然な甘さがうれしかったです。美味しそうな米粉のマフィンもありました!
1人で来ても、いいところ
店主の望月さんは以前給食施設で勤めていて、その割烹着姿からシロクマ食堂と名付けたのだそうです。飾らず等身大な望月さんは、シロクマのぬくっとしていてあったかそうなイメージと重なります。「食堂のごはんはできるだけ体に負担をかけないもので、1人で来ても1人じゃないようなところにしたい」と。その優しい思いはきっとお客さんに伝わっていると今日、食べながら感じました。常連さんのお話に、1人で食べに来ているけれど相槌を打っちゃうような、輪の中に入っているような、温かい雰囲気を感じて居心地が良かったです。常連さんが多いのも納得です。
メニュー板
そんなシロクマ食堂のごはんは、お弁当でも食べられます。こちらも事前予約でテイクアウトすることができます。ジャー持参で味噌汁もサービスしてもらえるのも嬉しいです。
体にやさしいお弁当
こちらの食堂を紹介する時、私は「食堂の匂い、嗅いでみて!」とおすすめしたいです。背筋をぴっと伸ばして、肺いっぱいに空気を入れて持ち帰りたくなるような懐かしい、いい匂いなんです。このいい匂いのするところで、優しい味のおかずが集まった定食を是非、心にじゅわっと染みこむごはんがここシロクマ食堂で待っています。ひとつひとつのおかずが丁寧に作られているのを感じて大満足でした。
懐かしさを感じるシロクマ食堂
デリバリー・テイクアウト事前予約でお弁当のテイクアウト可能。ジャー持参で味噌汁サービス。
「 シロクマ食堂」 店舗基本情報
店名 |
シロクマ食堂 |
TEL |
046-240-7574 |
所在地 |
神奈川県大和市南林間1-11-2
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営業時間 |
12:00-17:00
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定休日 |
日曜、月曜、時々土曜 |
予算 |
1000-1500
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支払い |
現金のみ
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駐車場 |
無 |
対応言語 |
日本語 |
事前予約 |
可(ベジ対応は2日以上前に予約必要)
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料理説明 |
野菜たっぷりおかずと発酵玄米で満たされる食堂
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備考 |
予約は必須
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公式 |
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