注文を受けてから1枚ずつ丁寧に切り出すフレッシュな牛肉はまるでお造りのような美しさ
「炭火焼肉うしざか」は広尾駅から徒歩約10分、外苑西通り沿いを西麻布交差点方面に向かったところにある焼肉店です。地下1階にあるお店は席数が30席と決して規模は大きくはありませんが、著名人や常連が足繫く通うお店です。
炭火焼肉うしざか
ここは冷凍肉を一切使用しないこだわりの焼き肉が食べられると評判です。メニューにある肉は切り置きせず、注文を受けてから柵どりした肉を1枚ずつ切り出します。肉用の冷凍庫もあえて置かず、毎日新鮮な肉を仕入れるため定休日はないそうです。まさに肉に合わせて営業しているようなお店です。
オーナーシェフ
オーナーはバングラデシュ出身の鴻田マンズルさん。20才のときに留学で訪れた日本で焼肉の魅力に出会います。それまでIT系の仕事しかしたことがなかったそうですが、運良く英語が堪能なアルバイト先の料理長に包丁さばきを一から教わりました。元々、CGなどを学んでいたことから美しく盛り付けられた懐石料理や和食にとても興味があったそうです。そこで料理はアート、お皿というキャンバスに美しく描くことを教わり良い食材だけではなく盛り付け方や食器、炭、インテリアに至るまで和食の世界を学びます。その経験を活かし、2017年「炭火焼肉うしざか」をオープン。外国人が経営する西麻布の和風焼肉店ということで注目を集め、テレビにも何度も取り上げられたそうです。オーナーシェフの作る和牛の盛り合わせは、料亭のお造りのような美しさです。
和牛盛り合わせ
お店では和牛を中心に牛肉、鶏肉、魚介などのメニューがあり、お客様の希望によってはハラールの肉を提供しています。オーナーとスタッフはイスラム教徒なので、豚肉のメニューは一切ありません。
西麻布の隠れた名店「うしざか」‼シンプルだけど最高に美味しい何も邪魔しない塩加減がいい塩梅
うしざかは予算に合わせて美味しい和牛を少しずつ盛りつけてくれるのも嬉しい‼「ひとり焼肉でも美味しくいただけるように」とサーロイン、上カルビ、角ハラミの3点盛りをオーナーシェフに作っていただきました。卓上にある火鉢の上で、炭火焼きにしていただきます。
ひとり焼肉おまかせ三点盛り
西麻布という都内屈指の高級感のあるセレブな街は、お忍びで芸能人も多く訪れます。うしざかも多くの著名人が訪れるため個室・個別対応もしています。また、「常連が集う店だからこそ最高に美味しい肉をベストな状態で食べてもらいたい。」というこだわりが強くあります。和牛には炭が合うというオーナー、陶器の火鉢に入れる炭は国産の上質な炭を使用しています。和牛のとろける脂のくちどけに、すりおろした生ワサビがキリっとした後味でとても美味しいです。
霜降り和牛
お店の一番人気メニューは和風サーロイン塩昆布のせ。塩昆布の塩気がちょうどいい。美しく盛り付けられたきめ細やかに霜の降った牛肉はまるでお造りのようです。火鉢で1枚1枚丁寧に焼き、目で見て舌で味わう楽しみがここにあります。
和風サーロイン塩昆布のせ
刺身グレードの牛レバーを使用したこちらのレバテキは、新鮮で甘味がある不動の人気メニューです。
レバテキ
シメに食べたいこちらの「うしざか特製牛すじカレー」は、内もものすじ肉が入った程よい弾力と国産牛の旨味が凝縮された濃厚な味わいのカレー。
うしざか特製牛すじカレー
オーナーシェフはインドに並ぶカレーの国、バングラデシュ出身だけありスパイスの使い方が絶妙!一口で和風の焼き肉から一気にバングラディシュへと味変します。
今後はハラール肉100%を提供する店を目指し和牛の輸出にも力を入れる
うしざかは現在、通常屠畜の肉とハラールの肉の両方を扱っていますが、ゆくゆく先は分けなくてもいいようにお店のメニューは全品ハラール肉100%を目指していくとのことです。西麻布という場所柄、大使館関係者もよく訪れ、イスラム教の犠牲祭にはハラールの牛肉の注文がとても増えるそうです。30席のお店にしては驚異的な牛1頭買いをし、お客様の要望に合わせて切り分けているそうです。焼肉店で使わない部位は、安くほかのレストランにも提供していきたいとのことです。また、今後はウズベキスタンに向けたハラール和牛の輸出にも力を入れていくそうです。
国産牛肉
冷凍を一切しない生の国産牛肉は一度食べるとクセになる上品な味わいです。ハラール牛肉に興味がある方は「うしざか」にお問合せをしてみてください。