様々なシーンで利用可能な大阪の新ヴィーガン専門店
ガラス張りのため明るい店内の様子が伺えます
大阪メトロ「谷町9丁目」駅より徒歩6分、住宅も多く立ち並ぶ落ち着いた雰囲気の場所にお店を構える「MERCY(メーシー) Vegan Factory」。2022年6月にオープンしたこちらのお店は、パン、お惣菜、スイーツなど様々なジャンルのフードを店舗にて作っている、まさにファクトリーのような設備を持ち合わせたレストラン。店内利用のほか、テイクアウトはもちろん、デリバリーサービスやオンライン販売など幅広いニーズに対応しているヴィーガン専門店です。ちなみに、店名のmercyは「慈愛」という意味だそう。
お店の紹介やイベント出店予定などのほか、ヴィーガン・プラントベースに関するドキュメンタリーの情報など、植物性の選択に興味のある方にとっては色々な学びがありそうな店内。お店の方もとてもフレンドリーで、明るい雰囲気がお店を特徴づけています。
見た目も味もハイクオリティなフード・スイーツの数々
「まるでタマゴサンド(¥550)」
お伺いした際は15時ごろでランチタイムを残念ながら過ぎてしまっていましたが、お腹が空いていたので、まず「まるでたまごサンド」を「ヴィーガンミルクティー」と共にオーダー。運ばれてきたそれは、喫茶店で出てきそうな、本物そっくりの見た目。ヴィーガンのタマゴサンドにはなかなか出会えないので、テンションが上がります。一口いただくと、食感も味もたまごそっくりな上、パンもふわふわでびっくり。カボチャと豆腐でできているらしく、このクオリティに驚かれるお客さんも多いのだとか。手が止まらず一気に食べ切ってしまいました。
ショーケースに並べられた美しいスイーツの数々
続いて、以前からインスタグラムを見て気になっていたスイーツ。ショーケースには「ガトーショコラ」「生チョコタルト」「季節のフルーツタルト(取材時はリンゴ)」「バニラフワンボワーズ」「蜜芋プリン」「フルーツサンド」などなど、美しい見た目のアイテムが並びます。かなり悩みましたが、店員さんおすすめの「かぼちゃモンブラン」を今回はチョイス。
「かぼちゃモンブラン(¥770)」
まず驚くのは、その盛り付け。大きなお皿に、ベリーのソースとともに盛られたモンブランには高級感を感じます。そして、さらに驚くのはその満足感ある味わい。濃厚なモンブランクリーム、チョコスポンジなど、構成する1つ1つのパーツのハーモニーがたまりません。実はこちらのモンブランはヴィーガンかつグルテンフリー。多様な食の需要に対応しながらこのクオリティの味を実現できるお店は貴重です。
プロの味を、お店でも、自宅でも
この日はカフェタイムにパンやスイーツをいただきましたが、それ以外でも気になるメニューが!写真左は「カリフラワー甘酢揚げプレート」。アメリカで大人気のオレンジソースをヴィーガン仕様で独自開発されたんだとか。また、ランチタイムに限らずテイクアウト可能な「メーシーキンパ」も見逃せません。具材はお野菜中心なのに、よくあるキンパに比べて満足感がありパクパク食べられてしまう。聞けば、元寿司職人の方が開発段階から現在も関わられているということで、納得です。スイーツに関してもパティシエの方が作られているということで、そうしたプロの技術や経験が味に表れているんですね。写真にあるように車麩の唐揚げやポテトサラダなどのお惣菜もテイクアウト可能なので、ご自宅でヘルシーに食事を楽しみたい時にもピッタリ。またテイクアウトのパンはこの日、「アールグレイ白あんぱん」「くるみのシナモンロール」「塩ソイバタール」などに加えて食パン、といったラインナップで、貴重なヴィーガンのパンを手軽に楽しめる嬉しさがあります。周りでヴィーガンをよく知らない人を連れて行って驚かせたくなる、MERCY Vegan Factory はそんなお店かもしれません。大阪に訪れた際はぜひ足をお運びくださいね。