動物にも人にも優しいヴィーガンレストラン
神保町駅から徒歩5分、Loving Hutは今年で13年目の老舗ヴィーガンレストランです。階段を上ると温かく店員さんが迎えてくれます。
建物の2階にある
現在はコロナの影響のためテイクアウト専門で、中華をはじめ様々なお惣菜や一部の冷凍食品を購入できます。自身もヴィーガンの料理人は、動物性食品はもちろん美味しいけれど動物の命を奪わず、野菜だけでも十分美味しいという気付きを食から広めたいという思いで、お料理を作っています。料理人の方はヴィーガンのライフスタイルを始めた当初、育ち盛りの子供が美味しいものを食べられるように台湾から講師を招き1カ月間、植物性原料で作る料理やスイーツを必死に覚えられたそうです。美味しくない、まずい、高いというマイナスなイメージを持たれがちなヴィーガン料理のイメージを払拭するため、味付けや見た目にこだわったお手頃価格の惣菜が用意されています。
こだわりの惣菜を口にすると、その美味しさに驚く方も多いのだとか。また、オリエンタルヴィーガンの方も楽しめるように五葷抜きの商品も用意されています。誰もが美味しく食べられるようにという願いがこもった温かいお店です。
シンプルな内装
店内では、調味料や大豆ミートなどの植物性食材の販売もあります。また、菜食をはじめ、様々な本が集まるミニライブラリーコーナーがあります。
本格的な中華総菜の中には五葷無しの商品も
まずは、たくさんある中華料理の中から、様々な点心を楽しめる「お得なセット」と「薬膳焼餃子(五葷無し)」をいただきました。セットはその日に売られているものの中から複数の商品が少しずつ入っています。この日は点心や唐揚げ、大根餅が入っていて、ワンボックスで様々な味を楽しむことができました。どの点心も具がたっぷり詰まっていて、動物性食材なしでも満足感があります。また、薬味や香辛料が効いていて台湾本場の味が楽しめます。お手軽なヴィーガンスイーツは、少ないからぜひ食べて欲しいという「カスタードまん」は、かぼちゃ入り餡が程よい甘さでおやつや食後のデザートにもぴったりです。
薬膳焼餃子はオリエンタルヴィーガンも食べられるように五葷が含まれていません。紅麹入りのピンク色の皮は手作りでモチモチ。中身には漢方にも用いられるトウキやナツメが入っていて身体にも良い一品です。
可愛らしい色の薬膳餃子
餃子に定番のニラや玉ねぎを使用しない五葷無しの商品は美味しくするのが難しい中、世界各国にあるLoving Hut内で情報交換をしながら開発を進めるんだとか。薬味を活かしたり、タイでは焼きそばにレモンを入れるなど、他国の料理からヒントを得ながら添加物にあまり頼らず五葷なしの美味しさを追求しているそうです。
見た目にもこだわった本物そっくりな「ウナギの蒲焼き」
Loving Hutには中華以外の惣菜もあります。その中から、大人気の「ヴィーガン蒲焼き」と「焼き鳥」をいただきました。ヴィーガン蒲焼きは見た目が本物のウナギの蒲焼きにそっくりです。料理人の方の「お料理は芸術」という信念から、見た目も食感も再現すべく研究したそうです。口に入れると山椒の香りが広がり、噛みしめるとふわっとした身と皮付近の硬さが本物のウナギの蒲焼きの食感にそっくりです。甘めのタレとよく合いご飯が進みます。主な材料は大豆とレンコンだそうですが、何も考えずに食べたら気付かないかもしれません。あまりの再現性から話題を呼び、これを求めに訪れる方も多いそうです。
本物そっくりのウナギの蒲焼き
焼き鳥は香ばしい炭焼きの味がします。柔らかめの食感でついパクパクと食べてしまいそうです。
香ばしい香りが食欲を誘う
続いて、ベーカリーコーナーから「天然酵母・有機黒糖まんとう」をいただきました。天然酵母を利用した蒸しパンはほのかに甘く優しい味わいでした。
どこか懐かしい味
その他に果物やナッツがたっぷり入ったケーキや食パンも売られています。
クリスマスのシュト―レン、スペイン風のオムレツなど季節に合わせた商品や様々な国の料理を用意することもあるそう。これら全てヴィーガンで楽しむことが出来ます。常連客も多く、飽きないようにという思いから毎回少しずつメニューが変わるそうです。毎週欠かさず来るというお客様もたくさんいるようで、何度訪れても楽しむことが出来ます。また、Facebookのチャットから点心のオンライン販売も行っています。冷凍庫にストックしておけば、いつでも出来たてのヴィーガン点心を楽しむことが出来ますね。
文:小川夏実(おがわなつみ)
デリバリー・テイクアウト当面の間テイクアウトのみ。今後については未定。Facebookのチャットで冷凍の点心の郵送販売も対応。詳細に関してはお店にお問い合わせください。
「 Loving Hut TOKYO,JAPAN」 店舗基本情報
店名 |
Loving Hut TOKYO,JAPAN |
TEL |
03-5577-6880 |
所在地 |
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-54 岡田ビル2階
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営業時間 |
毎週金曜・土曜日 11:00~18:00(新型コロナウイルス流行明け後に変更の可能性あり)
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定休日 |
月曜日・火曜日・水曜日・木曜日・日曜日 |
予算 |
惣菜1品500円~900円程
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支払い |
現金、auPAY、PayPay、メルペイ(クレジットカード利用不可)
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駐車場 |
なし(近くにコインパーキングあり) |
対応言語 |
日本語、中国語、英語 |
事前予約 |
事前予約と商品取り置きは電話 03-5577-6880 にてご相談。
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料理説明 |
全て動物性食品不使用。五葷抜き対応可。
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備考 |
禁煙
現在はテイクアウトのみ。
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公式 |
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