自然農や無農薬野菜でつくるオシャレでヘルシーなカフェ
神戸と大阪の中間にあり、住みたい街に選ばれ、大学が多い文教都市でも有名な西宮市。阪神線の鳴尾・武庫川女子大前駅から徒歩7分にあるのが、インテリアもステキなカフェ、ナナイです。元気に育った野菜を活かす、毎日食べられるヘルシーなおかずにセンスが光るプレートランチ。さらっとした南インドスタイルのカレーがセットで、オーナーシェフの絶妙な味付け、酸味がクセになります。おかずの数が3種と7種で選べるので、朝たっぷり食べたので軽め、午後から動くのでガッツリ、など、その時その時のお腹事情に合わせた量の選択ができます。ガッツリと言ってもお腹に優しいおかず、消化に悪い、油っぽい、胃もたれするかんじがありません。しっかり栄養が摂れた感があり、元気に動けるぞと笑顔に。ワンプレートでいろいろな野菜が摂れるし美味しいので、毎日でも食べたいと、近隣で仕事をするヴィーガンではない常連のお客様も。人気のスイーツはテイクアウトする人も多く、クッキーは市内のお洒落なヘアサロンでお客様へのお茶菓子に使われています。厳選された日本酒やワインもあり、ランチとともに主婦(夫)のくつろぎタイムも。サーモンカレーと、乳製品を使うドリンクやスイーツがあり、ヴィーガンの方は、その旨お伝えくださいね。
スウェーデンにマクロビ留学したオーナー
いつまでも少女のような明るい軽やかな印象のオーナーシェフは、特に病気をしたわけではないのですが、冷え性や肌荒れから食を見直し、マクロビオテックを勉強したそうです。そして自宅を改装して月1日のカフェからスタートし、イベントで販売するスイーツはいつも完売、神戸の有名カフェでも経験を積みました。 そして本格的にカフェをオープンする前に、もともと英米文学科でイギリスなどヨーロッパに住んでみたい気持ちと相まって、人伝てで聞いたスウェーデン在住のヴィーガンでマクロビオテックの日本人の先生のところに半年ホームステイ。その時はそれまでにないつるつるの肌になったそう。その先生のお嬢様の高校では、ヴィーガンとノンヴィーガンのスクールランチがあり、生徒の半数がヴィーガンを選ぶ話を聞いてびっくり。ホームステイでは、カナダ人、インド人、ドイツ人の意識高いインテリさんたちが一緒、日本発祥のマクロビオテックを学びに来られるのはステキな方たちでした。 帰国して、色々学びながらも独自のセンスで、沢山の野菜が食べられるマクロビオテック的なプレートと南インドスタイルカレーのセットを提供するカフェになりました。ストローはプラスティックを使わず、コースターは布。スイーツだけでなくランチもテイクアウトもできます。テイクアウトの容器も環境に配慮されています。
心地良い空間で手作り酵素ドリンクやワインも
安心して皮ごと全部食べられる果実の酵素ドリンクは、白砂糖も使っていません。メニューに書かれているのはソーダ割りのスカッシュですが、豆乳でお願いする人も。穀物珈琲や豆乳チャイ、ハーブティー、全て体のことを優先したヘルシーで(豆乳アレルギー等の方はすみません)美味しいもの。特別なコーディアルシロップのドリンクも白砂糖不使用で、ソーダ割りとお湯割りができます。厳選された季節果実の酎ハイ、オーガニックワインやお酒もあり、カフェでさりげに昼のみをたしなむオトナの楽しみも。
そんな時はやはり空間デザインがとても大切。暖色の色合いではないのに温かみを感じるのは、天然の木を使い、一つ一つ丁寧に心地良いものが選ばれた空間だからでしょう。落ち着く壁の色、オリジナルカーテン、テーブルも椅子も、ディスプレイされている絵も、ミニマムに置かれた小物も全て。カウンターのスタイリッシュでオシャレなデザインチェアーは、亡くなったお父様が残されたもの。きっととてもお高いです。床のオークの板は、なんと偶然にもナナイ紹介者の三宅の自宅床材と同じ、芦屋のお店の同じもの。こうした天然素材を大切に使うことはお料理への意識とつながるものを感じます。木材の空間は写真を撮るとくすんで写ることが多いですが、ナナイで綺麗に撮れるのは、ガラス壁が店内を明るくしているからなのですね。透明感がある素晴らしいカフェです。料理を作りながらオーナーが聞いているまろやかな音楽がほのかに聞こえるのも心地良く。サイケデリックなセンスの方にも落ち着く空間であるのか?行かれて感想が聞きたいところです。
穀物珈琲豆乳オレ